月齢16~17

満月少し後の月になります。満月から日が経つにつれ月の出は少しずつ遅くなっていくので,日没後1,2時間経ってから東の空に昇ってきます。望遠鏡で条件良く見るならば,高く昇ってくる真夜中くらいまで待ちたいところです。
望遠鏡による見どころは,北半分ではエンディミオン・アトラスや危機の海周辺,南半分ではラングレヌス・ぺタビウス・フェンデリヌス・ぺタビウス・フルネリウスの4大クレーターとジャンセン周辺といったところです。同じ領域は月齢3~4でも見られますが,その頃は月の高度が低いので大気の揺らぎの影響を受けやすく鮮明に見ることが難しい傾向にあります。したがって,この領域をしっかり観察するにはむしろこの月齢が望ましいと言えます。(月齢3~4の場合と光の当たり方が逆であることは認識しておきましょう)

満月少し後の月になります。満月から日が経つにつれ月の出は少しずつ遅くなっていくので,日没後1,2時間経ってから東の空に昇ってきます。望遠鏡で条件良く見るならば,高く昇ってくる真夜中くらいまで待ちたいところです。
望遠鏡による見どころは,北半分ではエンディミオン・アトラスや危機の海周辺,南半分ではラングレヌス・ぺタビウス・フェンデリヌス・ぺタビウス・フルネリウスの4大クレーターとジャンセン周辺といったところです。同じ領域は月齢3~4でも見られますが,その頃は月の高度が低いので大気の揺らぎの影響を受けやすく鮮明に見ることが難しい傾向にあります。したがって,この領域をしっかり観察するにはむしろこの月齢が望ましいと言えます。(月齢3~4の場合と光の当たり方が逆であることは認識しておきましょう)

月齢16.4 2020年12月1日
天体望遠鏡直視(倒立像)
天頂ミラー使用時(鏡像)
月齢16.9 2021年1月1日
天体望遠鏡直視(倒立像)
天頂ミラー使用時(鏡像)

見どころポイント

月齢16.4 2020年12月1日
天体望遠鏡直視(倒立像)
天頂ミラー使用時(鏡像)

・この領域の大きなクレーターといえば,デ・ラ・ルー(直径136km),エンディミオン(125km),メッサラ(124km)です。時の湖をはさんで南北に並んでいます。中でもエンディミオンは内部が溶岩で埋められているので暗いため,ひときわ目立ちます。
・次に見ておきたいのは,神話関係の名前がついた中規模のクレーター,アトラス(87km/ギリシャ神話の巨人神),ヘラクレス(69km/ギリシャ神話の英雄),メルクリウス(68km/ローマ神話の伝令神)です。時の湖をはさんで東西に並んでいます。

見どころポイント

月齢16.4 2020年12月1日
天体望遠鏡直視(倒立像)
天頂ミラー使用時(鏡像)

・この領域の大きなクレーターといえば,デ・ラ・ルー(直径136km),エンディミオン(125km),メッサラ(124km)です。時の湖をはさんで南北に並んでいます。中でもエンディミオンは内部が溶岩で埋められているので暗いため,ひときわ目立ちます。
・次に見ておきたいのは,神話関係の名前がついた中規模のクレーター,アトラス(87km/ギリシャ神話の巨人神),ヘラクレス(69km/ギリシャ神話の英雄),メルクリウス(68km/ローマ神話の伝令神)です。時の湖をはさんで東西に並んでいます。