下弦より少しやせた月となります。月の出は真夜中を過ぎますので日の出時でも南中しません。観察するには夜明け前に早起きして臨むことになります。それでも高度は低いので,望遠鏡高倍率での観察は空気の揺らぎの影響を受ける場合が多くなります。
望遠鏡による見どころは,北半分では虹の入江やアリスタルコス・ケプラー,南半分では湿りの海周辺及びシラー・バイイあたりでしょうか。
特に,虹の入江の景観はいつ見ても微妙に違いがあって素敵です。光と影の妙を見せてくれます。
下弦より少しやせた月となります。月の出は真夜中を過ぎますので日の出時でも南中しません。観察するには夜明け前に早起きして臨むことになります。それでも高度は低いので,望遠鏡高倍率での観察は空気の揺らぎの影響を受ける場合が多くなります。
望遠鏡による見どころは,北半分では虹の入江やアリスタルコス・ケプラー,南半分では湿りの海周辺及びシラー・バイイあたりでしょうか。
特に,虹の入江の景観はいつ見ても微妙に違いがあって素敵です。光と影の妙を見せてくれます。
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天体望遠鏡直視(倒立像)
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天頂ミラー使用時(鏡像)
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天体望遠鏡直視(倒立像)
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天頂ミラー使用時(鏡像)
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見どころポイント
![](https://tukihosi-tan.com/wp-content/uploads/2022/02/月齢24_0_201110_虹の入江LRGB_nE-のコピー.jpg)
天体望遠鏡直視(倒立像)
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天頂ミラー使用時(鏡像)
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・虹の入江は天体衝突によってできた直径260kmのクレーターの跡です。のちに溶岩で埋められて今のような形になりました。北西の周壁にあたるのがジュラ山脈。その東端がラプラス岬,南西端がヘラクレイデス岬です。入江の入口にはリンクルリッジ(しわ)が走っています。まるで,入江に大きな波が押し寄せているようです。
・虹の入江の縁にあたるジュラ山脈付近にはビアンキニ(直径38km)とシャープ(40km)が,西に少し離れたところにはメラン(40km)が,北に少し離れたところにはハルパルス(39km)があって,どれも似たような大きさと形状です。虹の入江の周辺クレーター4兄弟とでも呼びましょうか。
・虹の入江から南西に下ったところにはグルイテュイゼン(16km)という小さなクレーターがあります。その北にはクレーターより大きな山が2つあって,それぞれグルイテュイゼンγ山,δ山と名付けられています。特にγ山はバスタブをひっくり返したような形と言われていて,とてもユニークです。
![](https://tukihosi-tan.com/wp-content/uploads/2021/07/月齢24_0_171113_虹の入江.jpg)
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見どころポイント
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天体望遠鏡直視(倒立像)
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天頂ミラー使用時(鏡像)
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・虹の入江は天体衝突によってできた直径260kmのクレーターの跡です。のちに溶岩で埋められて今のような形になりました。北西の周壁にあたるのがジュラ山脈。その東端がラプラス岬,南西端がヘラクレイデス岬です。入江の入口にはリンクルリッジ(しわ)が走っています。まるで,入江に大きな波が押し寄せているようです。
・虹の入江の縁にあたるジュラ山脈付近にはビアンキニ(直径38km)とシャープ(40km)が,西に少し離れたところにはメラン(40km)が,北に少し離れたところにはハルパルス(39km)があって,どれも似たような大きさと形状です。虹の入江の周辺クレーター4兄弟とでも呼びましょうか。
・虹の入江から南西に下ったところにはグルイテュイゼン(16km)という小さなクレーターがあります。その北にはクレーターより大きな山が2つあって,それぞれグルイテュイゼンγ山,δ山と名付けられています。特にγ山はバスタブをひっくり返したような形と言われていて,とてもユニークです。
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