2024.5.14 アレキサンダーのビーズ

 2024年5月14日の19時頃、月面上で「アレキサンダーのビーズ」と呼ばれるものを撮影できましたので、ご紹介します。そもそもこれを知ったのは、月について詳しく紹介されているWebサイト「月世界への招待」において予報されていたのを見たのがきっかけです。幸いにも当日は晴れていましたので望遠鏡を向けてみたというわけです。

2024年2月17日 月齢7.5

 アレキサンダーはコーカサス山脈に食い込むような位置にある直径約95kmの比較的大きなクレーターですが、非常に古いためかなり崩れています。そのため、近くにあるアリストテレスやエウドクソスに比べると存在感が希薄です。

 ところが、アレキサンダーが日の出を迎えるタイミングではクレーターの周壁が徐々に丸く浮かび上がり、存在感がでてきます。その過程で周壁がまるでビーズの連なりのように見えることから「アレキサンダーのビーズ」と名付けられたようです。

2024年5月14日 20時00分撮影

 Webサイト「月世界への招待」の予報によれば5/14の18h40m頃~とありましたので、その時間から1時間強にわたり5分毎に撮影してみました。望遠鏡はμ250にテレビューの3倍バーローレンズを使用。カメラはASI174MMにバーダーのIR-パスフィルター(685nm~)をつけて撮像しました。5分程度ではさほど変化がなかったので30分毎の3枚を並べたのが次の写真です(18h50mはまだ日没前だったので背景が明るい)。
 これを見ると時間の経過とともにビーズの球が大きくなって繊細さが失われていくような気がします。でも正直言って、どこがピークか(丁度いいのか)よくわかりませんな (笑) 実際に見た時には、望遠鏡の口径や倍率によって印象が変わるかもしれません。

 今回、「アレキサンダーのビーズ」を個人的には初めて確認しましたが、撮影を優先にしていたので望遠鏡ではのぞけませんでした。次回は実際にどんな感じで目に映るのか確認してみたいと思います。それにしても、有名な月面Xのように特定のタイミングでユニークな地形が浮かび上がる箇所が月面にはまだまだあるんですね。特に科学的な意味はなくても、単純におもしろい!!
 月面スを見つけたときは興奮しましたが、また何か新たに見つけられたらいいなと思います。(おわり)

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