このくらいの細い月は,日没後の西の空,比較的低い位置で見ることになります。高度が低いために,大気の揺らぎの影響を受けやすく,なかなか良い条件で月面の地形を観察することができません。
春分の頃は高い位置で見ることができるのでおすすめです。
低倍率の小望遠鏡でもよくわかるのは危機の海と4つのクレーター,ラングレヌス・フェンデリヌス・ぺタビウス・フルネリウスの並びです。特にこの4つのクレーターが明暗境界線に近いときには,驚くほどよく目立ちます。同じような大きさで並び方もキレイ!しかもそれぞれに個性がある!というわけで,このクレーター4兄弟は私のお気に入りです。
このくらいの細い月は,日没後の西の空,比較的低い位置で見ることになります。高度が低いために,大気の揺らぎの影響を受けやすく,なかなか良い条件で月面の地形を観察することができません。
春分の頃は高い位置で見ることができるのでおすすめです。
低倍率の小望遠鏡でもよくわかるのは危機の海と4つのクレーター,ラングレヌス・フェンデリヌス・ぺタビウス・フルネリウスの並びです。特にこの4つのクレーターが明暗境界線に近いときには,驚くほどよく目立ちます。同じような大きさで並び方もキレイ!しかもそれぞれに個性がある!というわけで,このクレーター4兄弟は私のお気に入りです。
天体望遠鏡直視(倒立像)
天頂ミラー使用時(鏡像)
天体望遠鏡直視(倒立像)
天頂ミラー使用時(鏡像)
見どころポイント
天体望遠鏡直視(倒立像)
天頂ミラー使用時(鏡像)
・エンディミオン(直径125km)を見つけたら,これを目印にフンボルト海(約160km)がどのように見えるか確認しましょう。秤動によりフンボルト海の見え方が大きく変わります。
・エンディミオンとデ・ラ・ルー(136km)のクレーター内部を比較するとおもしろいです。溶岩で満たされて暗く平坦なエンディミオンと小さなクレーター等でボコボコのデ・ラ・ルーは対照的です。
・アトラス(87km)が太陽光に照らされ始めるころ,とても存在感があります。クレーターのまわりの放射状のデコボコや内部のようすは見ごたえありです。また,となりのヘラクレス(69km)と並ぶ姿は仲の良いカップルのようで印象的です。ただギリシャ神話によれば,アトラスは巨体の神(天を支える力持ち)で,ヘラクレスは力の強さでは並ぶもののない英雄なので,マッチョなペアということになりますか?!エンディミオンが絶世の美少年であることを考えると,ちょっとむさくるしいですね。(笑)
見どころポイント
天体望遠鏡直視(倒立像)
天頂ミラー使用時(鏡像)
・エンディミオン(直径125km)を見つけたら,これを目印にフンボルト海(約160km)がどのように見えるか確認しましょう。秤動によりフンボルト海の見え方が大きく変わります。
・エンディミオンとデ・ラ・ルー(136km)のクレーター内部を比較するとおもしろいです。溶岩で満たされて暗く平坦なエンディミオンと小さなクレーター等でボコボコのデ・ラ・ルーは対照的です。
・アトラス(87km)が太陽光に照らされ始めるころ,とても存在感があります。クレーターのまわりの放射状のデコボコや内部のようすは見ごたえありです。また,となりのヘラクレス(69km)と並ぶ姿は仲の良いカップルのようで印象的です。ただギリシャ神話によれば,アトラスは巨体の神(天を支える力持ち)で,ヘラクレスは力の強さでは並ぶもののない英雄なので,マッチョなペアということになりますか?!エンディミオンが絶世の美少年であることを考えると,ちょっとむさくるしいですね。(笑)