木星・土星の観測シーズン到来!

 さて,今年も木星・土星の観測シーズンがやってまいりました。8月2日には土星が,8月20日には木星が衝(しょう)を迎えます。衝とは天文用語で,地球から見て火星より遠い惑星(外惑星)が太陽の反対方向にくることを言います。つまり,真夜中に南中するってことですね(中学校理科の復習)。そうなるとほぼ一晩中見えるので,一般的には観測シーズンとされます。
 でも真夜中に観測ってマニア以外はつらいかもしれません。そう思う方は無理せず,21時ころ東の空(やや南寄りの)低いところを眺めてください。めちゃ明るい黄色っぽい星がすぐに見つかります。これが木星です。木星が見つかったら,木星の右上方向に目立つ星(木星よりだいぶ暗いですよ)を探してください。これが土星です。幸い近くに明るい星がないので,間違うことはないでしょう多分!(;^_^A
 望遠鏡持っている人は,木星・土星に向けてみましょう。初心者の人は倍率を上げすぎないようにしましょう。ピントも合わせにくいですし,合わせているときにプルプル動いて厄介です。150倍くらいまでが無難でしょうか。マニアな人は好きなだけ上げてください。(笑)

 写真は7月26日の午前1時~2時ころに撮った写真です。同じ倍率で撮ったので,見かけの大きさの違いがわかります。動画を撮って画像処理していますので,小型望遠鏡ではここまで細かい様子はわかりませんが,木星は縞模様がどれほど見えるか?!(周りをまわる衛星にも注目!),土星は環の様子がどこまでわかるか観察してみてください。

 ※マニアな方へ:土星は大気による色分散の補正がうまくできず色ムラが出てしまっています。
高度が低いのキライ! (;一_一)

 毎年の土星の画像を並べてみました。出来の良しあしがあるのは大目にみてください。環の傾きが少しずつ変わっていくことに気が付きますね。これは土星が自転軸を公転軌道面に対しておよそ30度ほど傾けながら公転していることに起因しています。2009年なんかは環をほとんど真横から見ている感じです。土星の環は極めて薄いのでちょうど真横から見たり,太陽光が真横からあたったりするタイミングで見えなくなります。これを「土星の環の消失」と呼んでいまして,今度起こるのは2025年です。それまで徐々に傾きは少なくなります。個人的には今年くらいの傾きが土星らしくて好みです。

さあ,皆さんもこの夏は木星と土星をぜひ望遠鏡でながめてみましょう!!

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