二年ぶりの小旅行① ー湯ノ花温泉・ホタル観賞ー

 新型コロナの影響でずっと行けなかった旅行。県民割(京都は府民割)が6月末までというニュースを聞いて、急に思い立ち1泊2日の小旅行をすることにしました。宿泊地は京都府亀岡の湯ノ花温泉。京の奥座敷として知られる温泉です。そして今回はこの温泉を楽しむとともに夜にホタルを鑑賞、次の日はトロッコ列車に乗って移動して嵯峨野・嵐山を散策する計画としました。
 出発は6/17(金)の15時。嫁が仕事から帰ってくるのが14時半なので、ちゃちゃっと準備して車で出かけました。自宅から京都縦貫道を通って、湯ノ花温泉まではわずか1時間ほど!あっという間です。近いのでいつでも行けるという感覚でいたのですが、実は今回が初めてになります。やっと行けた~(*´з`)

「ゆのはな月や」公式ページより

 宿は「京ごはんと露天風呂の宿 ゆのはな月や」というところです。月の入っていた名前が気に入り、調べてみると露天風呂付客室があったので即決しました。温泉は天然ラジウム泉で、浸透性が高くやわらかで清涼な特徴を持つとか。16時過ぎに着いて、いきなり大浴場の露天風呂へGo。確かに湯船につかるととても心地よい~。早い時間なのでほぼ貸し切り状態。満足しました。

 ご飯も京ごはんというだけあって、上品で繊細、なかなか美味でした。量も多すぎずちょうど良かったです。

ゲンジボタル /21mmF2 ISO3200 15s×15 比較明合成

 食事を済ますと、メインイベント「ホタル鑑賞」に向かいます。先祖供養でお世話になっている寺の住職さんから教えてもらった秘密の場所(丹波篠山)まで40分ほど車を飛ばし、午後8時過ぎに現着しました。車のライトを消すと川の茂みのほうにホタルが光っているのがすぐにわかりました。

ゲンジボタルと星空 /21mmF2 ISO3200 6s×9 比較明合成

 こんなにたくさんのホタルを見るのは初めてかもしれません。ここのホタルはゲンジボタルで光が強く、尾を引くように見えます。そして、息を合わすように複数が光っては消えます。なんというのでしょうか、生命の息吹を感じますね。普段は星の写真を撮るカメラと三脚を使い、たくさんシャッターを切りました。流星群を撮る要領ですね。残念ながら、空はほとんど雲の覆われていたので星は少ししか写りませんでした。

 1時間強見ていたでしょうか。十分堪能したので、宿へ戻ることにしました。田舎なので車は少なく快調に走れましたが、ヘッドライトに向かって飛び込んでくる虫の多いこと!フロントガラスにポンポンぶつかってきます。(;^_^A これは洗車が大変だぁ~と思ったとき、不意に車の操作モニタ画面が何も触っていないのに、コロコロと変化します。勝手にエアコンの温度が19度に設定され、ゴ~ッと冷風が吹きだします。間髪入れずに、お次はスマホから流していた音楽がFMラジオに切り替わり勝手に選局!電波が届かない局だったのでスピーカーからザァ~という音!!ホラーや!!
 えっ?!何が起こったん?車の気が狂った?VOLVOちゃん頼むわ~正気に戻って~と焦っていたところ、助手席の嫁が「虫や!」と叫びました。なるほど乗り込む際、車内に侵入した虫が操作モニタ画面の明るさに向かって突進したことが原因だったんだ!ワタシはとっさに「つぶしてくれ~」と言いました。嫁はヒ~といいながら虫をつぶし、ようやく落ち着いたのでした。参った、参った。

愛車VOLVO XC40 操作モニタ画面(写真上の縦長画面)

 VOLVOの操作モニタ画面は手袋をしていても操作が可能な赤外線方式を採用しているとのこと。画面の表面を縦横に赤外線が横切り、それを遮ることで反応します。さすがスウェーデン寒い国の車だと感心していましたが、今回はこれが仇になり、虫でも反応したわけです。良くある静電容量方式だと虫へ流れる電気量はしれているので、たぶんこんなことは起こらないのではないでしょう。(間違っていたらスミマセン)とりあえず虫の多い時期の夜、この車で移動するときは車内灯を切ってドアの開閉をしないといけないことがわかりました。
 別の記事でも紹介しましたが、VOLVO XC40はリアハッチを開けると夜間の安全のため、荷室灯とリアランプが10分間点灯して消せない仕様になっています。この仕様といい、この画面といい、天文屋である私の使用目的にはちょっと合わない困った問題です。普通に走る分には、とても満足のいく車なのですが…。

部屋の露天風呂 爽やかないいお湯でした

 まあ、こんなハプニングはありましたが、おかげさまで無事に宿に帰ってこれました。そして、部屋の露天風呂にゆっくり浸かり心地よく眠りにつきました。ホタルと温泉宿に満足した小旅行1日目でした。(2日目へつづく

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