星見屋さんのクルマ選び ー 過去の車編 ー

満天の星のもとで星見や撮影をする人にとって,車選びは重要です。
いろいろなこだわりを持って選んでいる方も少なくないと思います。

ここでは私が過去に乗ってきた車の下記①~⑤について,その選定理由や実際の使い勝手などを紹介していきたいと思います。(注:車に興味がない方はたぶん退屈です…)

<車歴一覧>
①フォード フェスティバGT-X (1987年~1992年)
②マツダ  カペラカーゴ・アーバンブレイク (1992年~1997年)
③スバル  レガシィツーリングワゴンTS-RB (1997年~2006年)
④スバル  レガシィツーリングワゴン2.0GT-spec.B (2006年~2010年)
⑤フォルクスワーゲン ゴルフ5GTi (2010年~2015年)
⑥ルノー  カングーⅡZEN (2015年~2020年)
⑦ボルボ  XC40インスクリプション (2020年~現在)

【①フォード フェスティバGT-X】

横に立っているのは昭和ファッションの妻です (;^_^A

<車の概要>
初めて自分で購入した車。全長3580mm,全幅1615mm,車両重量800kg,5人乗り,排気量1.3L,最高出力88ps,最大トルク10.0kg・mのDOHCエンジン,5速マニュアル仕様のFFコンパクトカー。フォードだがマツダ系列のオートラマが販売店。

<選定のポイント>
①走りが楽しい,②望遠鏡一式が載せられる,③予算150万以内,の3点。

当時は,就職して3年目,結婚して2年目なので経済的に余裕がなく③は絶対条件でした。①については「街はダンシングDOHC」というキャッチフレーズでコマーシャルしていたのでそれを信用しました。(試乗車がなかったのです)②は同車種の他グレードの車に載せてみると何とか積めたのでOK。(当時は機材も少なかったのです)

<長所>
・とても軽快で,車の運転の楽しさを教えてくれた。
・九州や信州,関東など長距離もタフに走ってくれた。
・足回りの硬さをノーマル・ハードと車内からスイッチで変更できた。この時代にすごい!
・後部座面を上げ,背もたれを倒す(ダブルフォールディング)と完全フラットになり荷物を載せやすかった。

<短所>
・運転席を少し前にしないと後部座席を倒せなかった。ゆえに望遠鏡を載せるとベストポジションを取れず我慢の運転を強いられた。
・さすがにフル積載で山登りはパワー不足を感じた。

<総評>
・運転の楽しさが勝り,短所があまり気にならなかった。他に乗っている人が少なく,そこも気に入っていた。エンジンをけっこうぶん回していたので普段の通勤(街乗り)で燃費は10~11km/L。高速でおとなしく走って15km/L。

【②カペラカーゴ・アーバンブレイク】

<車の概要>
全長4580mm,全幅1690mm,7人乗り,排気量2.0L,スーパーチャージャーのディーゼルエンジン。4速オートマチック仕様のFFステーションワゴン。
荷室に後ろ向きに座る非常用の座席(2席)が埋め込まれていた。アーバンブレイクは特別な内外装を施した特別仕様。

<選定のポイント>
①車内が広く荷物がたくさん載せられる,②燃費が良い,③走りが良い,の3点に絞る

 ①と③を考慮して,ワンボックスより背の低いステーションワゴン形状に決定。②の条件を満たすため,安い軽油を使用するディーゼルエンジン搭載車に目をつけ,一応スーパーチャージャー付なので走りも問題ないかと判断したのと,特別仕様アーバンブレイクのデザインが気に入ったこと,さらにカペラという1等星の名前が付いていたことが決め手になった。この時,自分は多くの人が乗っている車ではなく,ちょっと人と違う車を欲していることに気づく。ただし,4速オートマチックしか設定がなかったのが少し気になってはいた。

<長所>
・やはり車内・荷室が前車より圧倒的に広くなって,望遠鏡も余裕で積めた。
・荷室にセットできる後ろ向きに座る2人席は子どものお気に入りで,停車のたびに子どもが後ろの車に手を振っていた。

<短所>
・ディーゼルエンジンと4速オートマチックの運転はレスポンスが悪いのでストレスがたまる。例えばアクセルとぐっと踏んでもキックダウンはするがエンジンがなかなか回らずスピードが乗らない。おまけに黒煙を派手に出す。
・足回りも前車に比べて曲がりにくさを感じて,山道が苦痛だった。
・ディーゼルエンジンのガラガラ音が大きくうるさい。

<総評>
・とにかく運転が楽しくなかったのが辛かった。燃費も期待したほど伸びず,普段の通勤(街乗り)で燃費は9~10km/L。高速でおとなしく走って12km/L。今のディーゼルターボと全然違う!軽油がガソリンに比べて安いのだけが救いだった。

【③レガシィツーリングワゴンTS-RB】

まともな写真がなく,車の画像はスバルさんから拝借 m(_ _)m

<車の概要>
全長4670mm,全幅1695mm,5人乗り,排気量2.0L DOHC,155ps,5速マニュアル,4WDのステーションワゴン。レガシィツーリングワゴンとしては2代目。
丸いフォグランプが特徴のデザインと倒立式ビルシュタインダンパーを装備して優れた操縦安定性を実現した特別仕様。

<選定のポイント>
①走りが良い,②車内が広く荷物がたくさん載せられる の2点に絞る。
あまりにも前車カペラカーゴの走りが気に入らなかったので,その反動でとことん走りの良いステーションワゴンを探すことにした。

 その結果,評判の良かったスバルのレガシィツーリングワゴンが最有力候補に浮上。低重心の水平対向エンジン,左右対称ドライブトレインの4輪駆動という世界的にも特徴あるレイアウトを持つ走り重視のモデルであることに注目。ちょうど倒立式ビルシュタインダンパーを装備したこだわり仕様のモデルが出たので,これに飛びついた(やはり特別仕様好きだ!)。ターボモデルもあったが価格が高価だったとことと燃費が悪いので,自然吸気のDOHCモデルに決定。そしてオートマチックはこりごりだったのでマニュアルを選んだ。さりげに「スバル」という会社を選んだのは,星好きのこだわりが少なからずあったのです。

<長所>
・デザインが秀逸。欧州の有名デザイナーの作とか?! とても気に入っていた。
・走りがすごく楽しい。手足のように操っている感覚があり,非常に満足。ボディ補強や足回りに手を加えたりもしてしまった。通勤ではわざわざ山道を選んでぶっ飛ばしていた。若かったなぁ~
・後部座席を倒せば余裕の荷室。当時の機材など全部積んでも全く問題なし。

<短所>
・運転席シートは長時間乗ると腰が痛くなったので,レカロシートに交換した。
・クラッチをつなぐときに振動(ジャダー)が出た。その度に修理。
・走りがいいだけにもう少しパワーがほしいと思う場面あり。
・燃費は4輪駆動ということもあり,あまり伸びなかったが,普段の通勤(街乗り)で9~10km/L。高速でおとなしく走って12km/L。数値的には前車と変わらず。

<総評>
・走りが楽しいのは想像以上。通勤でも山道でも運転がストレス解消になるほどで非常に気に入って乗っていた。ゆえに車歴で最も長い9年間保有,17万㎞走破した。
・エンジンのオーバーホールに費用がかかる状況になったことと度重なるクラッチのジャダーのことを考えて乗り換えることにした。

【④レガシィツーリングワゴン2.0GT-spec.B】

6速マニュアルの出来にホレた

<車の概要>
全長4680mm,全幅1730mm,5人乗り,排気量2.0L DOHCターボ,280ps,6速マニュアル,4WDのステーションワゴン。レガシィツーリングワゴンとしては4代目。
他のモデルとは少し違ったデザインのグリルとバンパー,倒立式ビルシュタインダンパーを採用したスポーティーなモデル。車内からエンジン出力のパターンを3段階に変更できる「SIドライブ」を搭載。

<選定のポイント>
①走りが良い,②車内が広く荷物がたくさん載せられる の2点。

 走りに対する要求はさらに高まり,初めからレガシィツーリングワゴン一択。最もスポーティーで高額な280psの6速マニュアルモデルに目をつけ試乗したところ,1発で虜になってしまう。マニュアルシフトの剛性感とスムースな操作感,圧倒的なパワー,強化されたボディ剛性,パワーの出方を選べるSIドライブにとても魅力を感じて購入を決意。

<長所>
・デザインが洗練されていて素晴らしい。3代目レガシィツーリングワゴンより好み。
・マニュアル操作がとても気持ち良い。いざという時のパワーが十分。
・車体の剛性が高く,乗り心地も固めながら角が取れていて素晴らしい。
・前車と変わらずの荷室容量。
・燃費も普段の通勤(街乗り)で9~10km/L。高速でおとなしく走って14km/Lと280psで4輪駆動の車としては悪くない。ただし,ガソリンはハイオク。

<短所>
・SIドライブをS#(最もスポーティー)にしないとアクセルワークに対するレスポンスが悪い。
・ターボが効くまでに少しタイムラグがある。いわゆるドッカンターボ。

<総評>
・操作感が良く剛性感も向上したことにより,所有欲が満たされる車だった。使い倒すというよりいつもきれいにしてニンマリしながら乗るという感じ。
・運転の楽しさに関しては,アクセルが電子制御になったことで前車のようにアクセルとエンジンが直結している感覚が薄くなったこととパワーを持て余す(全開させると怖い)こともあり,前車に比べて少なくなった。

<事故>
・2010年6月,徹夜で天体観測をした帰り,居眠りにより電柱に激突!右の前輪が取れてしまうほどの損傷で廃車となる。人生初めてのエアバッグを体験し一瞬気を失ったが,幸い軽い打撲で済む。
・この時,荷室に載せていた赤道儀の三脚が左後部座席の窓ガラスを破って外に飛び出していた。この三脚が頭に当たっていたらと思うとゾッとした。万一の時の荷物固定の重要さを痛感した。

【⑤ゴルフ5GTI】

<車の概要>
全長4225mm,全幅1760mm,5人乗り,排気量2.0L DOHCターボ,200ps,6速マニュアル,FFのハッチバック,本革シート。5年落ちで走行距離5万㎞の中古車。

<選定のポイント>
事故による心の傷を抱えて3カ月が経ったある日。たまたまネットにて目に留まった中古車で,調べてみると非常に評価が高く,ゴルフのGTIでは最後のマニュアルになるかもしれない(その後DSGというオートマチックのみになるという噂あり)とのことで,どうしても乗ってみたくなる。試乗してその思いがますます強くなり購入。

 一度,欧州のホットハッチに乗ってみたいという欲求が,荷物積載量が少なくても我慢するという決断をさせました。もはや星見屋さんの選択ではないですね。(;^_^A

 一応,最低限の機材が載ることは確かめましたよと自分に言い訳してみる。

<長所>
・前車に比べ,低回転からトルクが厚く,日常の運転が楽になった。
・車全体の剛性が非常に高く,硬いシェルに守られている感覚があった。
・ステアリング,マニュアルミッション,クラッチの操作系のしっかり感・骨太感がすごい。
・MT車なのに,クルーズコントロール(一定速)が付いていて便利。
・燃費は前車レガシィ並みで,まあ合格点。

<短所>
・しっかりしているのは良いのだが,ドアの開閉が重すぎてビックリ。
・最低地上高が低いのか,急こう配で前のバンパー下を擦りやすい。
・ブレーキダストがすごい。(外車あるある?!)
・意外に高回転の伸びがない。
・やっぱり荷室容量が小さい(わかってはいたけれど…)
・本革シートがバケットタイプだけにかなり蒸れる。夏は地獄。冬は滑る。
・ドアロックの故障が2回も!どうやらこのモデル定番の故障らしい。

<総評>
・見かけは凄そうではないけれど実は高性能という感じが好みでした。娘からは後姿がポニョに似ているとか,ブルマはいてるみたい(黒い無塗装の樹脂バンパーのこと)とかむちゃくちゃ言われましたけれど。
・車体やサスペンション,シート,操作系パーツなどの剛性感がやはり国産車とは比べ物にならんくらいすごいので,さすがにヨーロッパで評価されているだけのことはあると感心しきりだった。
・後部座席倒さずソコに15cm鏡筒をのせてシートベルトをかける,その上に防寒具や椅子・テーブルその他軽いものを満載・固定して,山道を爆走していました。レガシィとはまた違った安定感・操作感があって,星見に出かけること自体が楽しかった!
・ただし,車内の狭さがだんだん気になり,もっと機材を載せたいと思うようになるのですね,これが…(;^_^A

 というわけで,ここまで思い返すとどうも自分は走り好きで人とは少し違う車を選ぶ傾向があるなあと感じます。星見の行き帰りは楽しくなくっちゃ!というのがポリシーの時代でしたね。さて,それがこのあとどう変わるかは,続きをどうぞ

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