このサイトを活用すると望遠鏡で見た月面のクレーターや地形の名前が調べられます!!
望遠鏡を手に入れるとまずは「月」に向けますよね。あのガリレオガリレイさんもそうでした。そして誰もが思った以上に美しく見えるので感動します。のぞいたレンズの向こうには山やクレーターなどがたくさん見えて ”すご~い” って感じです。それだけでももちろん良いのですけれど,クレーターの名前や大きさとかどのようにしてできたかがわかればもっと良いと思いませんか?
科学館勤務の頃,数多くの天体観望会で月を見てもらいましたが、なかなか地名やクレーター名が覚えられずに困った経験があります。そこで今まで撮影した写真をもとに地名やクレーター名などを入れて調べられるようにしたのが,このサイトの「月の観察ガイド」です。
見たい月齢のページに飛ぶと「月の全景の写真」に大まかな地形の名前が入っています。また,その下の「見どころポイント」では「部分拡大した写真」に地形の名前が入っています。解説もつけているので事前にチェックし,夜はスマホ(又はタブレット)を片手に望遠鏡と見比べれば,気になる地形やクレーターの名前がわかるというわけです。どうですか?便利でしょ!? ほとんどの月齢を網羅しております。
ただし,「見どころポイント」で紹介している写真はかなり細かい地形まで写っていますので,小型望遠鏡ではすべて確認することはできません。自分の持っている望遠鏡でどこまで見えるか挑戦してみてはいかがでしょうか。
(※正確に表現できませんが,イメージ的には口径20~30cmの大きな望遠鏡を使って大気の揺らぎが少ないときに300倍前後で見た感じかと思います。)
ここで,おことわりすることが一つあります。すでにご存じの方も多いかと思いますが、天体望遠鏡って「さかさま(倒立像という)」に見えるんですね。天頂ミラー(プリズム)をつけると,上下はそのままですが「左右が逆(鏡像という)」になって見えるのです。
そこで、令和5年1月4日より、地形名を付けたすべての月面写真の下に「倒立像」及び「鏡像」の写真が見られるボタンを追加しました!(下の写真参照)
天体望遠鏡に接眼レンズを直接つけてのぞく場合は「倒立像」になりますので①のボタンを、天頂ミラー(プリズム)に接眼レンズをつけてのぞく場合は「鏡像」になりますので②のボタンを押すとそれぞれの写真が表示されます。もう一度ボタンを押すと画像はたたまれます。
望遠鏡でじっくり月を観察してみたいと思われる方は、このサイトの「月の観察ガイド」をぜひご活用ください!