月面の望遠鏡動画 リニューアルしました

 この度、月面の望遠鏡動画をリニューアルしましたのでお知らせします。
 以前に公開していた動画は古いカメラで撮影した各月齢(およそ1ずつ違う)の26本でした。今回は昨年4月に入手した新しいカメラで1年間かけて撮影した71本です。(それが見られるページは ⇒ 「望遠鏡イメージ(月齢別)」

 ご存じのように、同じ月齢でも月の軌道が楕円であることから月の形はいつも同じではありません。また、月の秤動(首振り運動)により同じ半月でも明暗境界線に見える地形は変わります。しかも大気の揺らぎの程度(シーイング)も日によって違って月面地形の見え方に差が生まれます。したがって、厳密にいえば全く同じように見える月はないことになります。
 というわけで、たくさんの動画を見ていただこうと多数アップロードした次第です。個人的に楽しんでいただく他、プラネタリウムや天文台、学校などで教育用にご活用いただければ幸いです。

【動画の概要】
  動画は基本的に次のような形で構成されています。
 ①月の全景 …望遠鏡で追尾しながら撮影した動画(約15秒)
 ②月の拡大 …望遠鏡で月の北から南へ明暗境界線付近を中心に移動しながら撮影した動画(約1分)
  <注>一部例外があります。

【撮影システム】
 ①月の全景 …望遠鏡:15cm屈折(APM ZTA152)
 ②月の拡大 …望遠鏡:25cm反射(タカハシ μ250)
  ※いずれもカメラは Panasonic Lumix S5 赤道儀は タカハシNJP Temma2
  ※旧撮影システムは①が10cm屈折(Pentax 105SDHF)、カメラはCanon EOS 5DmkⅡ。他は同じ。

【新旧の映像比較】
  新旧の撮影システムによる映像の違いを上弦の月で比較してみましょう。

旧撮影システムによる映像
新撮影システムによる映像

 比較して見ていただくと違いは明らかかと思います。一つはカメラの違いです。EOS 5DmkⅡはフルHDでの録画が可能となった最初の時期のカメラで、Lumix S5はそこから10年以上後に発売されたカメラです。S5は4Kで4:2:2の10bit録画が可能になりましたので差は歴然ですね。ビデオ編集ソフトの進化もありますが、映像の階調が豊かになりました。もう一つは月の全景撮影に15cm屈折を使用したことです。以前は10cmだったので、解像度が上がりシャープになりました。
 今回アップロードしているのはどなたでも見やすいように4Kでなく2Kの映像ですが、オリジナルは4Kで撮影しています。

【最後に】
 もともと、旧システムで撮りためた動画は以前勤務していたプラネタリウムで星空解説や観望会の事前説明に使用していました。今回もこのような使い方を想定してタイトルやBGMは無しにしています。月の全景を15秒にしているのは、ここで大まかな地形を説明してもらおうという意図です。学校でも月の学習の興味付けに活用してもらえるとうれしいなあと思います。よろしければ関係の方にご紹介下さい。
 なお、動画ファイルが必要な方は問い合わせからご連絡ください。営利を目的としない教育用であれば無償で提供させていただきます。(4Kも可能です。少し編集時間が必要ですが…)


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